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あいあによるxxxHOLICストーリー紹介を中心としたブログです。 コメント大歓迎です♪ リンクについてはプラグインの下のほうをご覧ください。
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あいあ
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読書
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好きな漫画 :CLAMP作品
       
好きな作家 :梨木香歩さん
       
好きな食べ物:いちご
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『あたしの願い・・・ね』

四月一日とひまわりは昼休みお弁当を食べていた。
「最近ほんと暑いよねー。ほら蒲公英もぐったりしちゃって。」
「そんなひまわりちゃんにいちごシャーベットを作ってきました!」
四月一日が見せた筒の中には4面体のいちごシャーベットが入っていた。
ひまわりと蒲公英にあげようと筒を差し出すとするとひまわりの背後の壁に真っ黒い丸い穴があいていた。
どうやらひまわりには見えないらしい。
四月一日はその穴に近づいてみると穴から河童のような手がにゅっと伸びてきて筒を持っていかれた。
困惑していると今度はレジャーシートのひまわりが座っている右側に穴が開いて筒を持った手が出てきた。
四月一日がそれを受け取り、開けると大量の花が落ちてきた。
またシャーベットが食べられると目を輝かせていた蒲公英はがっくりしていた。
「きっとその花シャーベットのお礼なんだよ。ほんとに美味しかったし。四月一日くんも味見したでしょ?」
すると四月一日は表情が硬くなり「う・・・うん」とあいまいな返事をした。
すると蒲公英は花をやけ食いし始めた。

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四月一日はもがきながらも自分を信じ
『自分で頑張る』と侑子に告げた―――

四月一日は気がつくと池淵で釣竿を持っていた。
そんな四月一日に百目鬼は「また寝ぼけてたのか?まあ寝てても起きててもぼけてることには変わらないけどな」
そして二人は帰ろうとして歩いていると雨が降ってきたので近くにあった旅館に入ることにした。
「すみませーん」と言うと中から三つ編みの女性が出てきた。
その奥にも旅館の人と思われる大勢の女性たちがいた。
四月一日たちは案内された部屋で話していた。
「あの子百目鬼のこと見てはっとしてたけど知り合いか?」
「いや、知らない」
するとさっきの三つ編みの女性が部屋に入ってきて「今すぐ帰ってください!」と言った
二人は意味が分からず旅館の中を歩き回っていると通りがかった部屋から声が聞こえた。
「食べるのかい?」
「・・・でも人間だから硬そうだよ」
「包丁で砕けば・・・・・・」
そのへやの襖には鳥のような異形の影が映っていた。
四月一日はとっさに百目鬼を連れて逃げた。
するとそれに気付いて部屋にいた者たちも追いかけてきた。
それは旅館に入ってきた時に見た女性たちだった。
いつまでも追いかけてくる女性たちに百目鬼は何かを投げた。
何とか逃げ切れ、四月一日は百目鬼に聞いた。
「さっきなに投げたんだ?」
すると百目鬼は「釣りのえさ。鳥なら食うと思って。」と答えた。
さらに四月一日は「鳥に何か恩着せることしたのか?」と言うと百目鬼は言った。
「小学校の頃、鶏を育てて・・・食った」
「全然恩着せてないじゃねえかよ!」
そうして二人は雨のやんだ夜の道を歩いていった。

みんな頑張ってる
―――――自分に出来ることを

四月一日はまた夢でサクラに会った。
「どうしたの?怪我したの?」サクラは心配そうに言う。
「ううんちょっと違うんだけど。でも大丈夫だよ」と四月一日は笑って言った。
「私、何も出来ないかもしれないけどせめて心配だけはさせて・・・」
「心配させてくれない人がいるの?」
「多分・・・ファイさんが・・・」

「ファイさんは今まで沢山つらい思いをしてきたのに一人で頑張ってきた。だけど私はファイさんのやさしい嘘ごとファイさんを信じたいの。だからファイさんがあの世界にある私の躯で忘れてしまった過去を思い出せるように。
私、東京で夢見てしまった時から小狼くんに辛く当たっていた・・・。あの瞬間までは私が夢見たとおりに振舞わなければならなかったから・・・。」
そんなサクラに四月一日は優しく言った。「でも小狼くんが俺と似てるのなら俺はサクラちゃんがそんなことする子じゃないって分かってるし大丈夫だよ」
そしてサクラは言った。「ほんとに似てる・・・。誕生日も同じだし。」
「俺名前も4月1日なんだよ。四月一日って読むんだ。でも両親は・・・」
その時四月一日ははっとした。両親の名前が思い出せないのだ。
そして倒れこむと目の前に同じように倒れこむ小狼がいた。
「 き え る な 」
そう小狼が目で訴える。

そして四月一日は気付くと学校で百目鬼に支えられていた。
「もう帰れ」と百目鬼は心配そうに言う。
「俺の両親の・・・両親の名前が思い出せないんだ・・・」四月一日はそう呟いた。
「なんなのあんたたち!」小羽の母は怒り叫ぶ。
「何食べてるの!殺生したものは食べちゃいけないって言ってるでしょ!」と言い小羽の食べていた卵焼きを床に払い落とす。
それを見て小羽は言った。「生き物を殺すのはよくないことだけどそれを感謝せずに落とすのはもっと悪いことじゃないの。」
小羽の母はその言葉に逆上し「出てってよ!」と叫ぶ。
四月一日が小羽の母に話そうとすると突然視界が眩み目の前に遥が現れる。
「今は来ちゃ駄目だよ」遥はそう言う。
すると「四月一日!」と言う声で四月一日は目覚める。
気づくと小羽の母にお湯をぶっかけられていた。
すぐに百目鬼は四月一日をお風呂場に連れて行く。
二人を見送った小羽は母に言う。「わたしに何かするのは構わないけどわたしの好きな人に何かするのは許せない。」

四月一日は気づくと侑子の店の寝室にいた。
「最近多いわね。このパターン。」と侑子は言う。
「明日百目鬼くんにお礼持っていくんでしょ。わたしにもお裾分けしてよね」「モコナも添い寝してやるからお裾分けしろよな!」
すると四月一日は反論する「お礼しませんしお裾分けしませんよ」
少しの沈黙の後侑子は言った。「ねえ。あたしにしてほしいことってある?」
すると四月一日は言った。「出来るだけ自分で頑張ってみます。」
「侑子さんの願いはないんですか?いつも願いを叶えてばっかりで…」そう言い終わると四月一日は睡魔に襲われ眠ってしまう。
寝室を出た侑子は呟く。「あたしの願いねえ…」
「どうしたのその傷!」四月一日は叫んだ。
どうやらテレビ局の帰りに階段で誰かに押されて落ちたようだった。
それを聞いて四月一日は思わず小羽を抱きしめた。
それをどうして?と問う小羽に四月一日は好きだからだよと言った。
そして小羽・四月一日・百目鬼の3人はリビングに向かった。
「お母さんと二人暮らしだからここ(テーブル)には椅子二つしかないからこれでいい?」と問う小羽根に四月一日は頷く。
辺りを見渡すと小羽の母の服などが散らかっていたり洗っていないお皿がたまっていたりゴミ袋がたまっていたりしていた。
すると電話がかかってきた。それを無視する小羽。
そして電話からは「死ね 死ね 死ね 死ね・・・」
「大丈夫よもう留守電はこれ以上はいらないから」
そういう小羽に四月一日は「大丈夫じゃない!小羽ちゃんは強いかもしれないけど」
そして3人は四月一日お手製の弁当を食べ始めた。
いつものようなやり取りをしている四月一日と百目鬼に小羽は「仲いいね。話してるもん。お母さんはしゃべってるだけだから。」
すると四月一日は「小羽ちゃん俺と話してて楽しい?」
うなづく小羽。
「じゃあ小羽ちゃんとは仲良しだ」
そんなときバンと音がして玄関の戸が開き小羽根の母親が帰ってきた。
「なんなのよ!あのプロデューサー!頭下げれば出すって言ったのに結局出してもらえないじゃないの!今度の特番には出るからね!小羽!」
そして四月一日たちを見た小羽の母は怒り狂った顔をした。
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